2026-09-12
体育館やホールの緞帳(どんちょう)が動かなくなった。行事は目前。でも、どこに連絡すればいいのか分からない。
施設の営繕をご担当されている方から、そうしたご相談をいただくことがあります。緞帳は数十年使う設備でありながら、故障するのは数十年に一度。前回どこに頼んだのか記録が残っていない、というケースも珍しくありません。
先日お伺いした広島県内の県立高等学校では、張り替えることなく、1日の修繕で復旧しました。

昇降できず下りたままの体育館の緞帳(施工前)
原因は、機械とは限りません
「緞帳が動かない」と聞くと、多くの方はワイヤーや巻き上げ機の故障を思い浮かべます。ですが原因は、大きく2つの系統に分かれます。
昇降機構側:ワイヤーの劣化や乱巻き、滑車の固着、巻き上げ機やモーターの不具合
緞帳(生地)側:パイプ袋の縫い付けの外れ、吊元の裂け、房飾りの脱落
今回は、後者でした。
現地調査:ワイヤーに異常はなし
まず点検したのは昇降ワイヤーです。ドラムへの巻き付き状態、滑車まわり、ワイヤー自体の損傷を確認しましたが、いずれも異常はありませんでした。

現地調査で緞帳の昇降ワイヤーとドラムを点検
機械は正常。では、なぜ上がらないのか。
原因:パイプ袋の縫い付けが経年劣化で外れていた
緞帳の裏面には、昇降パイプを通すための帆布の筒が縫い付けられています。「パイプ袋」と呼ばれる部分です。
この縫い付けが、経年劣化で外れていました。パイプが袋から抜けてしまえば、いくら巻き上げても生地は持ち上がりません。

緞帳裏面 昇降パイプ袋が外れた状態(施工前)
パイプ袋は緞帳の重量を直接受け止め続ける部分です。長年の使用で縫製が傷むのは、避けられない箇所といえます。
施工:新しい帆布パイプ袋に交換し、1日で復旧
劣化した既存のパイプ袋を取り外し、新しい帆布のパイプ袋を緞帳裏面に縫い付けました。あわせて下部の房飾りも縫い直しています。

緞帳裏面に帆布パイプ袋を縫い付ける作業
緞帳を下ろした状態で床面から施工できたため、高所作業車や足場は不要。作業は1日で完了し、体育館の使用を長く止める必要はありませんでした。

昇降が復旧し緞帳が上がった体育館のステージ
張り替える前に、修繕で直るか確認を
緞帳の新調はサイズが大きいぶん費用がかさみ、予算化に年度をまたぐこともあります。
ですが、次のような不具合は部分的な修繕で復旧できることが多いです。
- パイプ袋の外れ、裂け
- 吊元や縫い目のほつれ
- 房飾りやフサの脱落
- 部分的な生地の裂け
一方、生地全体の劣化や退色が進んでいる場合、複数箇所で同時に裂けが出ている場合は、張り替えをご提案することもあります。
どちらに該当するかは、現地を拝見しないと判断できません。「まず直せるかどうかを見てほしい」というご相談で構いません。
営繕ご担当者さまへ|下見・お見積りは無料です
公共施設や学校の設備は、まず金額が確定しないと動けないことがほとんどだと思います。
インテリアマツヤマでは、下見と打ち合わせを無料で承っています。しつこい営業はいたしません。比較検討用のお見積りだけでも、お気軽にお申し付けください。
- 現地調査・お見積り:無料
- お見積書の発行:対応可
- 創業33年、地元広島での施工実績
対応エリア:三次市・庄原市・安芸高田市・世羅町・神石高原町を中心に、広島県全域。広島市中区にもオフィスがあり、県南部の施設さまにも伺っています。学校の体育館・講堂、公民館、文化ホール、福祉施設などに対応しています。
よくあるご質問
Q. 緞帳の一部だけの修理もお願いできますか。 A. 可能です。パイプ袋の交換、房飾りの縫い直し、部分的な裂けの補修など、必要な箇所だけの修繕を承っています。
Q. 体育館を何日も使えなくなりますか。 A. 内容によりますが、今回のパイプ袋交換は1日で完了しています。現地調査の段階で作業日数の目安をお伝えします。
Q. 見積書だけでも出してもらえますか。 A. もちろんです。下見・お見積りは無料で承っております。
「そろそろ動きが怪しい」という段階でのご相談も歓迎です。行事の直前に発覚すると、材料の手配が間に合わないことがあります。
体育館・ホールの緞帳、暗幕、ステージ幕のことなら、インテマイズまでお気軽にご相談ください。
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