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2026-10-10

古いサッシは交換せず、内窓で断熱アップ|YKK AP「ウチリモ」施工事例【広島県三次市】

築46年の住宅で、リビング、キッチン、トイレ、洗面脱衣室の窓に、YKK APの内窓「ウチリモ」を取り付けました。

こちらのお住まいでは、内窓とあわせて玄関ドアの交換も行いました。玄関ドアの事例は、後日あらためてご紹介します。玄関ドアと内窓を同じ契約で行い、国と広島県の補助金をあわせて活用しています。

今回のポイントは、すでにペアガラスになっていた既存の窓を「交換する」のではなく「活かす」と判断したことです。その判断の理由と、場所ごとに変えた取付位置や色の選び方をご紹介します。

施工前の窓の状態:サッシは古いが、ガラスは高性能だった

現地を確認すると、サッシ(窓の枠)は年数のたった古いものでした。一方で、ガラスは以前の窓リフォームで、すでにペアガラス(複層ガラス)に交換されていました。

入っていたのは、AGC(旧 旭硝子)のLow-E複層ガラス「サンバランス」です。Low-E(ローイー)ガラスとは、ガラスの表面に特殊な金属膜をコーティングし、熱を伝えにくくしたガラスのことです。

つまり、ガラスの性能はすでに高く、弱点は、熱を伝えやすいアルミのサッシ部分でした。

カバー工法か、内窓か:既存のガラスを活かす判断

サッシが古いため、窓ごと新しくするカバー工法(今ある枠の上に新しい窓枠をかぶせて交換する方法)も検討しました。2つの方法を比べると、次のとおりです。

比較カバー工法(窓の交換)内窓の取付
工事の内容既存のサッシとガラスを取り外し、新しい窓に交換既存の窓はそのまま、室内側にもう1つ窓を付ける
既存のガラス処分するそのまま活かせる
断熱の考え方窓1枚の性能を上げる窓と窓のあいだの空気の層で、断熱性能を上乗せする
向いているケースサッシの動きが悪い、傷みが激しいサッシは問題なく動き、ガラスもまだ使える

今回のサッシは古いものの、開け閉めの動きに問題はありませんでした。高性能なLow-Eペアガラスもまだ十分に使える状態です。そこで、まだ使えるものを捨てるより、既存のガラスを活かして内窓で断熱性能を上乗せする方がよいと判断しました。

採用した商品と仕様:YKK AP ウチリモ 内窓

場所窓の数内窓の色
リビング1窓(幅約3,800mm × 高さ約2,300mm)ブラック
キッチン2窓ブラック
トイレ1窓ミディアムオーク
洗面脱衣室1窓ホワイト

ガラスは、すべてLow-E複層ガラスの断熱タイプ・アルゴンガス入りです。アルゴンガスは空気より熱を伝えにくいガスで、2枚のガラスのあいだに封入することで断熱性能を高めます。

ウチリモは、樹脂製の枠で熱を伝えにくい内窓です。YKK APは、Low-E複層ガラスとの組み合わせで熱貫流率(熱の伝わりやすさを表す数値。小さいほど断熱性能が高い)1.5W/(㎡・K)以下を公表しています。

参考:YKK AP ウチリモ 内窓 引違い窓 発売のお知らせ

キッチン:出窓の取付位置は、性能より日常の使いやすさを優先

キッチンの窓は、流し台の上にある出窓です。

取付位置の考え方

性能だけを考えれば、内窓は室内の壁と同じ面(出窓の入口側)に取り付けた方が有利です。出窓のくぼみ部分は外気で冷えやすいため、壁と同じ面で区切ると、その冷えやすい空間ごと室内と分けられるからです。

ただ、壁と同じ面に付けると、窓台のタイル部分が内窓の外側になり、物を置くスペースとして使えなくなります。流し台の上で手を伸ばして内窓を開け閉めするのも、毎日のことになると負担です。

そこで今回は、毎日の使いやすさを重視し、既存の窓に近い位置に内窓を取り付けました。窓台はこれまでどおり使えます。

色はあえてブラックに

窓まわりの額縁(窓枠の木部)の色から考えれば、ホワイトを選ぶのが無難です。実際にどちらにするか迷いました。

しかし、奥様から「キッチンの雰囲気を変えたい」というご希望がありました。また、まわりのレンガ調タイルとも黒はよく合います。そこで、ウチリモで選べるようになったブラックを選びました。黒い窓枠は、最近の住宅でも人気のスタイルです。

手元灯斜めになっていますが、後日交換する予定です。

洗面脱衣室:ホワイト基調の空間にはホワイト

洗面脱衣室は、壁や窓台がホワイト基調の空間です。内窓も同じホワイトを選び、空間になじむようにしました。

浴室の隣にある洗面脱衣室は、冬に寒くなりやすい場所です。窓の断熱性能を上げることで、入浴前後の寒さをやわらげる効果が期待できます。

リビングとトイレの施工写真は、お客様のご意向により掲載を控えています。

リビング、キッチン、トイレ、洗面脱衣室の内窓の取付は、すべて1日で完了しました。

お客様の声

「幹線道路に近い家ですが、トラックの音が聞こえにくくなりました。エアコンの効きも変わりました。内窓は開け閉めに手間がかかりますが、それでも付けてよかったです。」

内窓を付けると、窓が2重になるため、換気のときは2枚の窓を開け閉めすることになります。これは内窓の正直な弱点です。その一方で、断熱だけでなく、外の音をやわらげる効果も期待できます。今回は、手間を上回る効果を実感していただけました。

補助金:玄関ドアとあわせて、国と広島県の制度を活用

今回の内窓は、玄関ドアの交換と同じ契約で行い、国の「先進的窓リノベ2026事業」と、広島県の「家庭におけるエコ窓普及促進補助金」をあわせて申請しました。

先進的窓リノベ2026事業では、玄関ドアの交換だけでは補助の対象になりません。窓の断熱改修と同じ契約で行うことで、ドアも対象になります。内窓とドアをまとめて計画すると、補助金を活用しやすくなります。

制度の内容は年度や予算の状況で変わるため、ご相談の時点で最新の要件を確認してご案内します。

よくあるご質問

Q. すでにペアガラスの窓にも、内窓を付ける意味はありますか。 A. あります。ガラスの性能が高くても、アルミのサッシ部分からは熱が伝わります。内窓を付けると、窓と窓のあいだに空気の層ができ、サッシ部分も含めて断熱性能を上乗せできます。

Q. 内窓の工事は何日かかりますか。 A. 今回は4か所の内窓の取付が1日で完了しました。内窓は今ある窓の内側に枠を取り付ける工事のため、壁を壊さず、短い工期で施工できます。

Q. 古いサッシは交換した方がいいですか。 A. サッシの開け閉めに問題がなく、ガラスも使える状態であれば、内窓で活かす方法が合理的です。動きが悪い、傷みが激しいといった場合は、カバー工法での交換をご提案します。

Q. 出窓にも内窓は付けられますか。 A. 付けられます。壁と同じ面に付けるか、外の窓に近い位置に付けるかで、断熱性能と使い勝手が変わります。窓台の使い方なども伺ったうえで、取付位置をご提案します。

Q. 内窓で外の音は小さくなりますか。 A. 窓が2重になり、すき間も減るため、外の音をやわらげる効果が期待できます。今回の幹線道路沿いのお住まいでも、トラックの音が聞こえにくくなったとの声をいただきました。音の感じ方は、音の種類や周辺の環境によって変わります。

Q. 内窓の色は選べますか。 A. ウチリモは、ホワイト、ブラック、木目調など複数の色から選べます。部屋ごとに色を変えることもできます。

窓・ドア・内装のご相談はインテマイズへ

株式会社インテマイズは、広島県三次市を拠点に、カーテンなどの窓まわり、内装工事、窓・ドアのリフォームまで一貫して対応しています。

  • 現地調査・お見積り:無料
  • 補助金の対象になるかの確認と申請:対応可
  • 対応エリア:三次市・庄原市・安芸高田市・世羅町・神石高原町を中心に広島県全域。広島市中区のオフィスから県南部にも伺います

「窓が寒い」「交換と内窓のどちらがいいか分からない」という段階でのご相談も歓迎です。

TEL:0847-67-2749 お問い合わせフォームはこちら